ContextCaptureユーザーガイド

幾何形状拘束

「幾何形状拘束」タブでは、既存の3Dデータを利用してリコンストラクションをコントロールし、リコンストラクションエラーを回避します。

幾何形状拘束は、ContextCapture Centerエディションのみの機能です。「ソフトウェアのエディション」を参照してください。

自動リコンストラクションの結果、後処理で形状修正が必要になる場合があります。たとえば、撮影の死角になったため写真に写っていない部分、反射している部分、水面などです。

リコンストラクション後にサードパーティソフトウェアで問題を修正するのではなく(「修整」を参照)、ContextCaptureで写真が不十分な場所について既存の3Dデータを使ってリコンストラクションすることができます。

「リコンストラクション制限」タブ

幾何形状拘束は、ワークフローのどの段階でも定義できます。参照モデルがすでにある場合、リコンストラクション制限と重なる部分のタイルはリセットされ、後のモデル制作において、新しく用意された幾何形状拘束を考慮する形で再処理されます。

ContextCaptureは、次のような幾何形状拘束を使用できます。

  • 3Dポリゴンを含むKMLファイルまたはDGNファイル(座標付け済みリコンストラクションにのみ適用できます)
  • 3Dメッシュを含むOBJファイルまたはGDNファイル

    位置情報が与えられているプロジェクトの場合は、インポートするファイルで空間参照系を使用することができます。それに応じて、空間参照系と原点を選択してください。

    座標付けされていないプロジェクトの場合、入力ファイルの空間参照系は、内部のリコンストラクションの空間参照系と対応している必要があります。

ContextCaptureは、これらのデータを、リコンストラクションを緩やかに強制するために使います。つまり、リコンストラクション制限は、リコンストラクションの基礎となる情報が入力写真から得られない場合にのみ使われます。入力写真から有力な3D情報が得られる場合には、リコンストラクション制限は上書きされます。

注記: 自動的に生成された3Dモデルのエラーを3Dモデリングソフトウェアで修正するよりも、GISソフトウェアで(既存のオルソ画像に基づいて)制限を作成した方が効率的である場合がよくあります。